布団を洗うときの洗剤

羽根布団を家で洗濯・洗剤は中洗洗剤を使うべし

結論から言うと、羽毛布団の洗濯には、おしゃれ着用の中性洗剤を使ってください。

私たちが普段使っている洗剤には弱アルカリ性のものが多いです。

弱アルカリ性の洗剤は酸性の汚れである皮脂汚れや血液、食べこぼしといったたんぱく質の汚れをよく落としてくれます。

例えば弱アルカリ性洗剤には、「アタック(花王)」「アリエール(P&G)」などが挙げられます。


ところが、日常の洗濯では大活躍の弱アルカリ性洗剤ですが、羽毛布団には、まったく向いていないと言えます。

というのも、アルカリ性にはたんぱく質を溶かす作用があるためです。

羽毛布団の中の羽毛は、たんぱく質でできています。

このため、アルカリ性洗剤で洗うと、羽毛が劣化してしまうのです。


一方、中性洗剤だと羽毛のたんぱく質に与えるダメージはぐっと少なくなり、穏やかに洗ってくれます。

中性洗剤でしたら、「エマール(花王)」「アクロン(ライオン)」が、スーパーや薬局などで手に入れやすいです。

エマールとアクロンのどちらを使うかについては、
「香りが好きな方を使う」
という声が、ネット上で何件か見受けられました。


中性洗剤の使い方にはポイントがあります。

それは羽根布団に直接、洗剤がかからないようにする、ということです。

原液の洗剤がかかると、羽毛のたんぱく質が傷むおそれがあるのと、生地が色落ちするおそれがあるためです。

中性洗剤はあらかじめ水で溶かしてから、使うとよいです。

ポイント(1) 洗剤選びは

おしゃれ着用の中性洗剤を使いましょう。

羽毛のたんぱく質にダメージを与えないようにするためです。

ポイント(2) 洗剤の使い方のポイントは

直接、羽毛布団にかけないで、水で薄めて使用することです。

間違って使われるある物とは、重曹と熱湯

間違って使われるある物とは2つあります。
それは、重曹、熱湯のことなんです。

羽毛布団の洗濯の体験談で、結構見かけます。
どうして使わない方がいいのか、ひとつひとつ見ていきましょう

重曹をオススメしない理由

先ほど羽毛はタンパク質で出来ているため、
「タンパク質を変性させるアルカリ性洗剤は使わないほうがよい」
と言う話をしました。

この理由と同じで、アルカリ性である重曹も使わないほうが良いでしょう。


ネット上では、
「猫の尿は酸性なのでおしっこをされたところに重曹をかけるとよい」

「羽毛布団を洗う時に重曹も入れておく」

といった体験談が見られます。

こうした洗い方は、
「猫のおしっこは酸性である」
ということが前提となっていますが、正確にはおしっこのPHを測定しないと酸性かアルカリ性かは、わからないものです。

そこまで言いだすと、厳密すぎるかのしれませんが・汗



健康な猫のおしっこは、弱酸性です。

しかし、アルカリ性になる場合もあり、そうした猫は、膀胱内で雑菌が繁殖しやすくなり、膀胱炎、尿道炎にかかったり、ストルバイト結石ができたりします。

膀胱炎で頻尿になった猫ちゃんでしたら、おしっこがアルカリ性になっているかもしれません。


アルカリ性の尿が出ているときに、アルカリ性の重曹を使っても、
「酸性汚れを洗浄する」
という重曹のよさがまったく生かされず、
それどころか、羽毛布団の羽毛を痛めるだけ・・・
というリスクを冒すことになります。

熱湯をオススメしない理由

「猫がおしっこをした個所に
熱湯をかけてから、洗うと尿臭が取れる」
という体験談を、読んだことはありませんか?

もしおしっこをされた布団がポリエステルの詰め物の布団だったら、熱湯をかけちゃってもいいと思います。

我が家でも、ポリエステルの布団におしっこをされたので、熱湯に酢を入れて布団にかけ、その後、風呂場で足踏み洗いをしたことがあります。



しかし、羽毛布団の場合は、熱湯をかけるのはオススメできません。

羽毛は熱に弱いです。

羽毛本来の持つ油分が抜けてしまい、割れるおそれがあります。

羽毛が割れていくと、たくさんの空気を含むことができなくなり、ふかふかな感触が失われてしまいます。


以上が、使うべき洗剤と間違って使われがちな重曹と熱湯の解説でした(^^)


洗剤の選択もさることながら、羽毛布団を痛めない上で非常に重要なのが乾かし方なんです。

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